おんせんたまごのお気楽日記

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国見温泉 石塚旅館



秋田駒ヶ岳から国見温泉に下るコースは長い。
大焼砂の火山礫の斜面をすぎると延々続くダラダラ坂である。
コマクサの群落を後に約2時間歩く。

森林帯に入り眺望もない登山道をひたすら下りる。
途中、ブナの実をたくさん発見。
今年は豊作のようだ。

階段が続く道を歩いているとどこからか硫黄の匂い。
国見温泉に近づいてきたのだ。

疲れた足と冷えた体を早く休めたい。
足取りが軽くなる。

泥んこになった靴を玄関先で洗い、雨具を脱ぐ。
カバーをかけててもリュックは濡れている。
そんな26人分の荷物を宿の人はひとつもイヤな顔をしないで
「ここらに置いてください」
みんなは玄関を上がった所や下駄箱の前に荷を下ろす。

雨具やスパッツなどの濡れ物を仙台市のゴミ袋にまとめ、リュックに投げ入れ
タオルと着替えを持って、
先ずはお風呂へいちもくさん。





玄関先の小浴場へ突入。
幸い2人の先客さんが出るところ。
熱い内湯に体を沈め「ふぅ~」と一息。
疲れた体が一気に回復するようだ。

深めの浴槽に熱いお湯。
気持ちがいい。
硫黄の匂いのするツルツルのお湯。
この黄緑色が何ともいえない。








ゆっくり温まってから露天へ。
まだ雨は降っているがどうせ濡れるんだ。。。
やっぱり露天は気持ちいい。

その内、大浴場から流れて3、4人がきた。
「良い湯だね~」
みんなでこの湯を褒め称える。

今回は男性も多かったので混浴露天は最初からあきらめている。


山歩きの後の温泉ほどすばらしいものはない。
そしてお風呂上がりのビールほど美味しいものはない。
その点、バスツアーはビールを飲めるのがいい。
(な~んちゃって、350が飲みきれないくせに)

すっかり体も心もリフレッシュしてバスに乗る。
ビールも飲んだ事だし、あとは寝て行こう!
と、思っていたがず~っとおしゃべりしっぱなし。

国見温泉は口も元気にしてくれるようだ。




含硫黄・ナトリウム-炭酸水素塩泉 
53℃ PH7.1