
4泊5日のおばさん4人組の立山黒部旅行も最終日。
この日はひたすら仙台に向かって帰るのみ。
宇奈月温泉駅から電車に乗り出発を待っていると、
名剣温泉の女将さんがさっそうと現れる。
女将さんはこの日、私達と同じ時間のトロッコに乗ったのだ。
「は~い、差し入れ~」
と、白いレジ袋に入った缶ビールを4本!
思いがけない差し入れにビックリするやらうれしいやら。
それは宇奈月の地ビールだった。
「飲めるでしょ!昨夜飲んでたもの」
と言うと軽やかに去って行った。
それはとっても美味しいビールであった

新魚津で下りるとおっしゃっていたのでもう一度お礼を言おうと探したが見つけられなかった。
ここでJRのに乗り換え。

その後、北陸本線の特急と上越新幹線・東北新幹線で仙台に帰るだけ。
魚津駅構内で買ったますのすしで昼食。
同じ物を食べてると飽きてしまう。
やはり、お弁当は幕の内がいい。


仙台に無事到着。
振り返ってみるとあっという間の5日間だった。

ツアーだと1泊か2泊で行く行程を4泊でのんびり自由気ままな旅ができた。
一つ後悔なのは黒薙温泉に入らなかったこと。
あれくらいの雨なら行けば良かった・・・・
もう1箇所、雷鳥温泉だ。
それにしても暖かかった。
寒さ対策ばかりしてきて半袖を1枚しか持ってこなかった。
ダウンも手袋も必要なかったという恵まれた天候。
この旅行期間は中国では国慶節の休暇でもあり至る所で中国語が聞こえる。
どこでも大声でうるさいのには閉口。
マナーの悪さは私が中国で見たほど悪くはない。
飲食禁止と乗る前に注意されていたロープウェイで食べていたのは日本人カップル。
富山地方鉄道に乗った時、寺田駅で降りそびれた中国の5、6人。
あわててドアの所に行った時はすでに発車していた。
たまたまそこがスイッチバックの駅。
車掌さんか運転手さんの機転か、スイッチバック後のホームで停車して降ろした。
大喜びの様子、国に帰ったら日本の良さをみんなに教えてね。
こんな楽しい旅ができるのも一緒に行ける友がいることに感謝。
気持よく送り出してくれる夫に感謝。
元気に歩ける健康にも感謝したい。
そしてお天気にも感謝の旅であった。