おんせんたまごのお気楽日記

gooブログからやって来ました「おんせんたまごのお気楽日記」です。

峠の力餅



滑川温泉から山道を10分くらい下ると「峠の力餅」の看板が見えてきた。
奥羽本線峠駅前にある「峠の茶屋」がそのお店である。
看板に朝7時から営業と書いてある。

メニューにはお餅の他にうどん、そば、イワナ料理などがある。
何となくお雑煮を食べたくて注文。
「今からお餅をつくので少しお待ち下さい」との事。
お庭を散策した後、店の外のテーブルでお茶を飲みながら待つ。




やっと運ばれてきた「山菜入り雑煮餅」850円。
コゴミ・ワラビ・ウルイ・タケノコ等の入った具だくさんのお雑煮である。
ピンポン玉を大きくしたくらいの柔らかなお餅が4個だったか5個だったか入っていた。
美味しい!!
が、私にはちょっとショッパイ。




少し物足りないのでミックス餅を頼み友人と分けて食べる。
あんこ・ずんだ・納豆・ゴマ・クルミの5種類。
これも850円。
(あんこ餅に箸をつけてから撮影したので少々きたなくなってしまった)





やたらうるさく鳴く生物がいる。
まるでテープでも流しているのではないかと思うくらいの大きな鳴き声である。
声のする方を探すといたいた。
お店のご主人に聞くと「ハルゼミ」だという。
それにしてもにぎやかなハルゼミの合唱だった。


このお店のある場所は駅前の一等地だ。
だが、この過疎の地域は3世帯だけである。
鉄道がなければ冬は陸の孤島になること間違いない山奥だ。

ご主人は電車が到着する度に駅へ「峠の力餅」という大福餅を売りに出かける。
昔の駅弁スタイルの販売だ。
しかし、この駅に泊まる電車の本数は非常に少ない。




  山形県米沢市峠駅前
  電話 0238-34-2301
  年中無休(冬は要連絡)