
八幡平の紅葉を見に行った時に立ち寄りで入った。
川沿いに車を止めると、湯気がモクモクと上がっているのが見えた。
10月だというのに玄関にはストーブが焚かれている寒い日だった。
まずは女性露天へ。
内湯から出て行く露天風呂は狭くて周りの山は見えるが川は望めない。
みぞれ混じりの雪が降ってきた。
冷たい空気の中で入る白濁露天は気持ちがいいものだ。
次に混浴風呂に入りたいが男性がいっぱい入浴中らしい。
あきらめて、つり橋を渡って対岸の岩風呂に行ってみる。
そのつり橋から混浴露天が見えた。
露天のすぐ下を川が流れてロケーションは最高だろう。
風呂の縁に腰を下ろしてのんきそうに川を見ている人が見える。
あんなに大勢の人じゃとても入る勇気はなくスッパリとあきらめた。
つり橋を渡り終えた時、一組のグループが上がってくるところだった。
ラッキー!!!
階段を数段降りるとそのお風呂はあった。
岩風呂は洞窟みたいに岩を掘った露天風呂だから眺望はない。
ただ、岩の間から空が見えるだけ。
やや青みがかった白色の温いお湯だった。
しかし、混浴というのは落ち着かないものである。
まして、囲いもない場所での脱ぎ着はなおさらである。
早々に上がった。